3月28日 戸田の全農DCで牛乳と米のスタート集会が行われました。参加者は約100人。
生活クラブスピリッツの白井和宏さんの『生活クラブの価値を考える』という講演が午前中にありました。
生活クラブがオリコン顧客満足度ランキング食材宅配部門総合1位を受賞したけれども、2位との差が少しで、そこがとっても不満だという話から始まりました。
生活クラブが取り扱っている品物は、他の生協や宅配のものとはもっと大きな差がある。
そのことを利用している組合員もよくわかっていない。
たとえば、品物の包材。
肉、魚、ホットケーキミックス、などが入っているプラスチックフィルム(ビニール袋と私たちが呼んでいるものです)の包材です。
生活クラブの使っている包材は、ほぼ無添加のものが使われています。
なぜなら、包材に添加されている化学物質が、食品に移るからです。
しかし、一般に使われている包材は、使い勝手をよくするためにいろいろなものが添加されています。
これらが溶け出して、食品に移行することが報告されています。
アメリカ、ヨーロッパには規制がありますが、日本には法令による規制がありません。
生活クラブ以外では、このような添加物だらけの包材が使用されています。
生活クラブと同じ無添加追求フィルムが使われているのは、医薬品だそうです。
生活クラブの無添加追求フィルムは袋の口を貼り合わせるときにも、慎重に温度調整が必要で大変取り扱いが難しい。
せっかく添加物を使わずに作った食品に包材の添加物を混入させたくないという私たちと生産者の思いがあるから、生活クラブは無添加追求フィルムを使っています。
包材の添加物までこだわっているのは、生活クラブだけです。
遺伝子組み換え作物の排除も生活クラブだけです。(詳しい話は省略)
全品目放射能測定し、すべてを公開しているのも生活クラブだけです。(詳しい話は省略)
なるほど、オリコン2位と小差であることが不満だと、白井さんが言うことに大納得でした。
組合員もよくわかっていない生活クラブの価値。
よくわかっていなくともその価値の恩恵を受けることができます。
よくわかっていれば、使い続けたい、そのためにも仲間を増やしたいと思うのではないでしょうか。
アメリカでは農地の約90%が遺伝子組み換え作物。
組み換えでない飼料や原料の調達が大変困難になってきています。
そのカギは、利用する若い仲間を増やすことです。
生活クラブの価値を解って食べる仲間を増やすことです。
消費者を安心させるのは簡単です。
メリットだけ伝え、
問題点を教えないで、
検査データも知らせないで、
国や専門家の権威を使い、
問題の本質を知らせなければ
よいそうです。
そういえば、宣伝の下手な生活クラブは、
メリットだけでなく、問題点も明らかにして、
検査データはすべて公開し、
国や専門家の権威を利用しないで、
問題の本質を知らせています。
だから下手なのね。
安全と危険を見抜く私たちの能力を磨くことも必要ですね。
原発も、遺伝子組換えも、知らなければ、安心というわけです。
なぜほかの生協などは、生活クラブと同じ包材を使わないのだろう。
白井さんはこのことが疑問でした。
中身の食品にも添加物が入っているので、包材だけ無添加にしても意味がない。
このことが解るまで、3年かかったそうです。
生活クラブが削減した添加物は、年52tです。
生活クラブの価値、本当にわかっていましたか?
自分にももう一度問いかけてみました。
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by mamkr732011
| 2013-03-29 00:18
| 生活クラブ
2月3日(日)寄居町中央公民館で開催された環境学習会 「松葉による環境調査報告会」に参加しました。
参加者は54人、満員でした。地元の地区の方、所沢からの参加もありました。
最初に環境委員の加藤さんから説明がありました。
当初15分の予定でしたが、講師の環境総合研究所顧問 池田こみちさんの話をしっかり聞こうということで、5分に短縮されました。
講師の池田さんは、豊富なデータをもとに大変わかりやすい話でした。
環境基準値の2倍のダイオキシンが出ている敷地内で、1日働いている人がいるのですから、これは大変なことですと池田さんは力説していました。
そもそも日本は、この基準値が世界的に見て甘いということもわかりました。
最初の挨拶で、「生活クラブは共同購入によって社会をよくする活動をしています。なので、こうした地域の環境にも関心を持ち、調査活動や学習会を開催しています。」ということをお話しました。
池田さんは、大変話すスピードが速く、内容のギュッと一杯詰まった講演でした。
参加者は54人、満員でした。地元の地区の方、所沢からの参加もありました。
最初に環境委員の加藤さんから説明がありました。
当初15分の予定でしたが、講師の環境総合研究所顧問 池田こみちさんの話をしっかり聞こうということで、5分に短縮されました。
講師の池田さんは、豊富なデータをもとに大変わかりやすい話でした。
環境基準値の2倍のダイオキシンが出ている敷地内で、1日働いている人がいるのですから、これは大変なことですと池田さんは力説していました。
そもそも日本は、この基準値が世界的に見て甘いということもわかりました。
最初の挨拶で、「生活クラブは共同購入によって社会をよくする活動をしています。なので、こうした地域の環境にも関心を持ち、調査活動や学習会を開催しています。」ということをお話しました。
池田さんは、大変話すスピードが速く、内容のギュッと一杯詰まった講演でした。
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by mamkr732011
| 2013-02-04 19:27
| 生活クラブ
7/21日肌寒いような小雨模様の中、福島県新地町の青空市に向かいました。
これは、生活クラブ福島が月に2回仮設住宅で、消費材等を安く販売するものです。
1年の予定で5月に終了予定でしたが、好評につき継続しておこなわれているものです。
今回、埼玉の生活クラブから監事 、理事 、職員 の5人でお手伝いに行きました。
迷子になって、やっとたどり着いたときには、午前の部は終了。
午後の前田地区の青空市をお手伝いしました。
そのあと、新地町の海岸線に向かいました。
ここは、常磐線新地駅が在ったところです。
手前が線路があったところ、向こうは駅のホームだったところ。
これが駅のトイレです。
津波にのまれて、駅であったことすらほとんどわかりません。
こちらは、生活クラブの組合員のお宅だったところ。
こちらにお住まいだった方は、皆さん避難してご無事だそうです。
福島の組合員さんも1人亡くなられたそうです。
あたり一面、土台だけ残った家が並んでいました。
その一つ一つに、人々の営みがあったと思うと、心が重く沈んでいきます。
土山専務のお話と資料「甲状腺検診等の情報公開とセカンドオピニオンを求める活動について」によると、
福島県内の18歳以下の子ども38,114名の甲状腺検査状況結果は以下の通りです。
A1判定 しこりや嚢胞を認めなかったもの 24,468人 64.2%
A2判定 5.0mm以下のしこりや20.0mm以下の嚢胞を認めたもの 13,460人 35.3%
B判定 5.1mm以上のしこりや20.1mm以上の嚢胞を認めたもの 186人 0.5%
A2判定の子どもの多くは、2次検査も必要ないといわれ、再検査も2年後だそうです。
福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター長 山下俊一医師の名前で、セカンドオピニオンは、必要ないという手紙を学会の会員当てに出しています。
なので、医者に診てもらえない、診てもらえても名前を出さないでくださいとか言われるそうでう。
甲状腺がんは、4~5年後から発症すると聞いています。
A2判定をされた親御さんは、心配でしょうがないと思います。
ホールボディーカウンター(WBC)の結果を知らされるのも、福島県内では、1ヵ月程度かかるそうです。
新潟県や東海村で測定するとすぐに結果が手渡されそうです。
体内のセシウムが万が一高ければ、食生活の見直しや転地療養などを早急にする必要があります。1ヶ月もかかったら、そうした対応がとれません。
混乱を招くからという理由でしょうか?
問題を矮小化させるためなのでしょうか。
日本の原発を再稼動するためでしょうか?
福島の子どもたちが心配でなりません。
これは、生活クラブ福島が月に2回仮設住宅で、消費材等を安く販売するものです。
1年の予定で5月に終了予定でしたが、好評につき継続しておこなわれているものです。
今回、埼玉の生活クラブから監事 、理事 、職員 の5人でお手伝いに行きました。
迷子になって、やっとたどり着いたときには、午前の部は終了。
午後の前田地区の青空市をお手伝いしました。
そのあと、新地町の海岸線に向かいました。
ここは、常磐線新地駅が在ったところです。
手前が線路があったところ、向こうは駅のホームだったところ。
これが駅のトイレです。
津波にのまれて、駅であったことすらほとんどわかりません。
こちらは、生活クラブの組合員のお宅だったところ。
こちらにお住まいだった方は、皆さん避難してご無事だそうです。
福島の組合員さんも1人亡くなられたそうです。
あたり一面、土台だけ残った家が並んでいました。
その一つ一つに、人々の営みがあったと思うと、心が重く沈んでいきます。
土山専務のお話と資料「甲状腺検診等の情報公開とセカンドオピニオンを求める活動について」によると、
福島県内の18歳以下の子ども38,114名の甲状腺検査状況結果は以下の通りです。
A1判定 しこりや嚢胞を認めなかったもの 24,468人 64.2%
A2判定 5.0mm以下のしこりや20.0mm以下の嚢胞を認めたもの 13,460人 35.3%
B判定 5.1mm以上のしこりや20.1mm以上の嚢胞を認めたもの 186人 0.5%
A2判定の子どもの多くは、2次検査も必要ないといわれ、再検査も2年後だそうです。
福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター長 山下俊一医師の名前で、セカンドオピニオンは、必要ないという手紙を学会の会員当てに出しています。
なので、医者に診てもらえない、診てもらえても名前を出さないでくださいとか言われるそうでう。
甲状腺がんは、4~5年後から発症すると聞いています。
A2判定をされた親御さんは、心配でしょうがないと思います。
ホールボディーカウンター(WBC)の結果を知らされるのも、福島県内では、1ヵ月程度かかるそうです。
新潟県や東海村で測定するとすぐに結果が手渡されそうです。
体内のセシウムが万が一高ければ、食生活の見直しや転地療養などを早急にする必要があります。1ヶ月もかかったら、そうした対応がとれません。
混乱を招くからという理由でしょうか?
問題を矮小化させるためなのでしょうか。
日本の原発を再稼動するためでしょうか?
福島の子どもたちが心配でなりません。
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by mamkr732011
| 2012-07-22 08:17
| 生活クラブ