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by mamkr732011

2009年 06月 24日 ( 1 )

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6月22日北本の図書館友の会主催「みんなの図書館、委託するとどうなるの?」清水隆(日本図書館協会政策企画委員会)の講演を聴きに、生活クラブ北本生活館に行ってきました。
小川町の「図書館を楽しむ会」のメンバーで行きました。

北本市では、図書館が指定管理者制度の対象にになりそうになった時に、利用者の取り組みもあって直営のままになっている経緯があります。
その取り組みのお話を伺ったこともありました。

その北本市の図書館で、この6月1日から業務委託が開始されました。
請け負ったのは、TRC(株式会社・図書館流通センター)。
TRCは、「図書館専用の書誌情報TRC MARC、図書館用図書の在庫・装備・送品の物流機能、図書館運営業務受託を柱とするTRCの提供するサービスのすべてが、図書館と図書館員のために、さらに図書館利用者のために作られ、TRCの組織も、図書館・図書館員、図書館利用者のために対応しています。」
とHPに書いています。
主に、図書館資料の購入のサポートをしている会社です。


業務委託は、条例の改正等の必要が無いので、議会の承認が要りません。
予算書の額が少し変わっている程度です。
利用者が気づくことは、難しい。

カウンターにいる人も、パートであれば、町に雇われていたのが、TRCに変わるだけなので、同じ人である場合が多いようです。

b0135601_8392363.jpg講師の清水さんは、現在茨城県笠間市図書館の館長で、右の写真
『公立図書館の管理委託と地方公社』の執筆にも参加したそうです。

長いこと、品川区の図書館に勤務。
品川区では、図書館から図書館への移動も移動として認められてたそうです。
それが、認められなくなり、土木課に移動になったそうです。
そのときに、笠間市図書館の館長の公募の話が入り、
迷うことなく決断したとのことでした。
熱心な職員が3人いて、その人たちが市長を説得して、公募に踏み切ったようです。
その後の図書館の建設等も、そのコアになる職員の力が大きいとのこと。

笠間市は、図書館のない市だったそうです。
それが、貸し出し日本1(16冊/市民1人当り)に輝いたそうです。

自分の人生の選択、自分の能力を生かす仕事に従事できることに、満足していることが伝わってきます。

図書館の現状を一言でいうと、「官の素人」から「民の素人」へ
ということだそうです。


業務の一部委託の問題点は、たくさんありました。
その中で、「正規職員の能力の劣化」、「図書館総体の発展を誰がになうのか」が、特に問題のように感じました。
カウンターにたって、利用者の声も聞いたことがない、配架の経験もない、選書したことがない職員が増える。
清水さんも、品川の図書館勤務でスキルをアップさせました。

委託をして、目覚しい発展を遂げた図書館なんて聞いたこともない。
業務委託は、図書館の発展につながらないということなのでしょう。

最後に、図書館をすし屋にたとえて、
すし屋の店舗を作って、巨大な魚屋にそこを任せようとしても、上手くいきません。
パック寿司になってしまいます。
寿司職人を雇えばいいんです。

発展させるには、笠間市でそうだったように、プロを雇用することが一番のようです。
自治体が、知の宝庫である図書館を発展させたいと思うことが前提ですが。

心配なのは、図書館のプロを培う土壌が失われることです。
by mamkr732011 | 2009-06-24 09:40 | その他