学校農園を活用した食農教育の取り組み
2008年 10月 27日
「学校農園を活用した食農教育の取り組み」に参加してきました。
司会をしているのが、この講座の仕掛け人小川高校の松本浩一先生です。
今回は、騎西町の小学校のK先生(女性)のお話でした。
なんと話だけではなく、K先生が作ってきてくださったものもご馳走になりました。
その一つのスイートポテトです。
小学2年生の生活科で行った3年間の実践を紹介していただきました。
野菜の名前も知らない、好き嫌いの多い子ども達に、発見や感動のある体験活動を通して、思考力や判断力を培い、豊かな心をはぐくむことを目標に教育活動を実践されました。
体験は大事。何度もこの言葉が出てきます。
「なないろばたけ」と名づけられた学校農園からは、なす、きゅうり、トマト、レタス、ピーマン、スイカ、カボチャ、とうもろこし、オクラ、ブロッコリーなどなど、なんと38種類の農産物が採れたそうです。
自分たちが世話した畑からこんなに多くのものが収穫できただけでも、大きな発見と感動があったことでしょう。
さらに、糠漬け、沢庵、クッキー、大学芋、サラダ、白菜漬け、ご汁などにして食べたとの事、子どもたちが喜んで活動し、食べている様子が先生の話から伝わってきます。
これは当日の資料です。
図工の時間に描いた「なないろばたけのやさいたちとあそぼう」の子どもの絵が優秀賞をもらい、3年生の社会科の副読本の表紙にもなったそうです。
子どもは、ゴマが1粒落ちていても、大事に拾って先生のところに持ってきたそうです。
その1粒のゴマを命を秘めた宝物と生徒たちと確認しました。
そうした子どもの変化は、やはり体験を通して、ありえたのだと感じました。
そして、参加者にも美味しい体験をさせていただきました。
丹波黒豆、くるみパン、ゴマパン、紫蘇ジュースです。
1ビン5000円で売っていたのを見て、栽培したそうです。