八ッ場の地質学習会①
2010年 04月 11日
これは危ない。現場を見学して、ひしひしと感じました。
午前中のフィールドワーク
川原湯地区・打越代替地です。
中川鮮(あきら)地域環境研究所代表・元京大防災研究所です。
この打越代替地では、中川先生のお話をうかがいました。
この地区は、山を崩した切り地と盛り地で、平らな土地を作っています。
ロックヒルで、支えているのですが、わずか数年で岩が一部崩れて砂になっていました。
とても危ないと指摘していらっしゃいました。
ここの場所は、おそらく遊砂工として設計されているのであろう。
なので、公園としてつかわれるだけで、家が建つことはないだろう
と説明してくれました。
土石流が起これば、危ない場所ということです。
公園の隣には、もう家ができていました。
町長宅や、町営住宅もありました。
続いて地元の地学教師をしていらした中村先生の話をうかがいました。
ロックヒルに使われている石は「グリーンタフ」という石だそうです。
やわらかい石で、数年で砂になるそうです。
地すべりを支えることができるのでしょうか?
支えられなければ、そこで暮らしている人の安全はどうなるのでしょうか?
とても心配になりました。
36mも盛り地しています。