せっけん学習会 白い馬保育園
2009年 09月 20日
今写真は、合成洗剤で洗ったマスクと、それで洗ったタオルに包んで蒸したお饅頭です。
光っているのがわかると思います。
これは、合成洗剤に添加されている蛍光増白剤が残留しているのです。
(オレンジ色をクリックすると蛍光増白剤の説明があります。)
蛍光増白剤は、繊維や汚れの上に白く光るペンキを塗ったようなものです。
だから、すすぎの時に全て洗い流されてしまうと、意味がありません。
残留しなければ、眩しい白にはならないのです。
蛍光増白剤は付着しやすく落ちにくい物質です。
食品衛生法では、食品やふきんやナプキンなど食品に触れるすべての物に蛍光増白剤を使用することを禁止しています。
日本薬局方 ガーゼ・脱脂綿に蛍光増白剤を使用することを禁止しています。
でも、合繊洗剤で洗濯すると、ふきんもマスクもガーゼも蛍光増白剤が付着することになります。
よ~く見ると、左側に、蒸していないお饅頭と粒状石鹸で洗ったマスクがあります。
わかりますか?
この写真は、9がつ18日に白い馬保育園で行われたせっけん学習会のときの写真です。
この看板のところが、駐車場です。
5時ごろ伺うと、親御さんのお迎えの車がひっきりなしに出入りしていました。
総勢4人で出かけました。
玄関のところにも、白い馬。
きっと『スーホーの白い馬』からとったのだろうなと思いました。
大きな民家を改造して造った保育園です。
元気のいい子どもたちの声が響いています。
最初にジュースを飲みます。
次にせっけんハミガキで磨いた後、ジュースを飲みます。
そして、合成洗剤のハミガキ(普通のハミガキ)で磨いて、その後ジュースを飲みます。
せっけんハミガキで磨いたときは、味の変化はありません。
市販のハミガキを使った後は、・・・
まず~い!!
子どもたちは、みんな変な顔をしていました。
味の違いがわかった人は、手をあげてくださいというと、子どもたちは全員手が上がりました。
大人の中には、わからない人もいました。
つぎはカイワレの発芽実験です。
こちらが、市販のハミガキの水溶液で育てたもの
根っ子
せっけんハミガキの水溶液で育てたもの。
根っ子
根っ子の発達が違うのがわかりますでしょうか?
次に、最初の写真。蛍光増白剤の実験。
せっけんと合成洗剤の見分け方。
お酢を入れると、泡が消えるのがせっけんです。
その日の資料につけたものです。
最近のお母さんの羊水が汚い。どぶのような臭いの人もいるという記事の抜粋をつけました。
または、羊水からシャンプーのにおいがして、使っている製品までわかるというのです。
これは、池川クリニック院長の池川明産婦人科医の話です。
2008年7月号の『むすび』正食協会発行
大人も子どもも、みなさん熱心に聴いてくれました。