医療現場から(小川九条の会連続学習会1回)
2009年 07月 19日
~医療現場の現状と問題点 患者を取り巻く状況と対処~」
に参加しました。
講師は、小川赤十字病院看護部長(総婦長)川崎まつ子さん
総婦長さんというと、どっしりとした高齢の方というイメージですが、
川崎さんは、50歳を少し過ぎたほっそりとした方でした。
声に張りがあって聞き取りやすい話し方で、いかにも仕事のできそうな方という印象です。
昨年さいたま日赤病院から転勤していらしたそうです。
小川の住民の方との交流が大事であるとお考えになり、今回の講師を引き受けてくださったとのことでした。
最初 「小川九条の会」の代表の一人西田一雄さんのあいさつがありました。
大変お忙しいのに、快く講師を引き受けてくださったことへの感謝のことばがありました。
西田さんご自身も日赤にはお世話になっているそうです。
私も、昨年4月30日に右足首と誹骨を骨折し、1ヶ月近く入院しました。
小川の住民にとっては、何かあったら日赤へというように、大変頼りにしている病院です。
そういうこともあり、会場は満席状態でした。
平均寿命、乳幼児の死亡率から見ても、日本の医療が世界的に高水準であることがわかります。
国民が何らかの公的医療保険に加入し、どの病院を受診することも可能であるし、同水準の医療を同じ料金で受診できることは日本の優れているところであると説明がありました。
しかし、自殺者が交通事故の3倍と多いことなどは、とて問題であると指摘していました。
急激な高齢化にともない、医療費が膨らみ、9000ある病院の7割が赤字であるとのことです。
今病院は、機能分化、標準化が進められ、入院日数は、以前平均30日だったものが、8日になっているそうです。
聖路加病院の日野原先生と放浪記の森光子さんを目標に、各自が自分の健康に気をつけて、生きがいを持って生きていきましょうとおっしゃっていました。
川崎さんの話にも、
皆さんの関心事は、1番が年金、2番が医療、3番が福祉という話がありました。
「小川九条の会」では、ちょうどこの3つが連続学習講座として予定されています。
場所は、いずれも図書館です。
第2回 高齢者と年金・生活
8月1日(土) 1:30~
講師 齊藤 健さん (年金者組合埼玉本部委員長)
第3回 高齢者と介護
9月26日(土) 1:30~
講師 堀越 清子さん (居宅介護事業所かたくり ケアマネージャー)